妊娠SOS相談に役立つ研修・書籍・文献リスト
思いがけない妊娠の背景となる問題、福祉的制度など、妊娠相談を受ける者が読んでおくとよい参考図書をリストアップしました。
全国妊娠SOSネットワークより
- 「妊娠相談の現場で役立つ!妊娠SOS相談対応ガイドブック」 全妊ネット理事ら著(2015初版)
大好評の「妊娠相談の現場で役立つ!妊娠SOS相談対応ガイドブック」は、2023年11月に第7版が発行となりました!
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妊娠相談関連
日本の妊娠SOS相談の現状や相談窓口について
- 「周産期における子ども虐待のリスク」佐藤拓代 『子どもの虹情報研修センター 日本虐待・思春期問題情報研修センター紀要』No.9.(2011) ※平成22年度テーマ別研修「子ども虐待防止と周産期の支援」での講演のまとめ
- 「若年出産がもたらす社会的経験の意義 ─妊娠・出産・育児を通した関係性の再構築過程─」大川聡子 『立命館産業社会論集』第48巻第3号.(2012)
- 「思いがけない妊娠の相談窓口『にんしん SOS』の活動 (特集 母子保健と子ども虐待の未然防止)–(対応の実際)」佐藤拓代 『母子保健情報』恩賜財団母子愛育会,67, 47-50.(2013)
- 「思いがけない妊娠の相談窓口『にんしん SOS』と子育て支援 (望まない妊娠: 母子支援)」佐藤拓代 『子育て支援と心理臨床』福村出版,7,80-84.(2013)
- 「思いがけない妊娠の相談窓口” にんしん SOS” から見えるもの (特集 虐待死をめぐって: 1 カ月を迎えられない子どもたちの問題)」佐藤拓代 『子どもの虐待とネグレクト』,15(1),35-40.(2013)
- 「子どもを育てない親、親が育てない子ども」井上寿美・笹倉千佳弘・佐藤拓代他著 生活書院(2015)
- 「病院助産師が発揮したい『ウィメンズヘルスケア能力』報告3:予期せぬ妊娠をした女性の支援」赤尾さく美『看護』日本看護協会機関紙,69(15) . (2017)
- 「妊娠期における相談支援の拡充を目指して」(2016年2月28日の講述録)赤尾さく美『新しい家族』養子と里親を考える会,60. (2017)
- 「妊娠期支援体制の課題~慈恵病院の『SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口』および韓国のベビーボックスの事例を題材にして」(2017年6月24日講述録) 姜恩和『新しい家族』養子と里親を考える会,61. (2018)
- 「予期せぬ妊娠に対する相談体制の現状と課題に関する調査研究事業」 平成30年度厚生労働省「子ども・子育て支援推進調査研究事業」,公益社団法人母子保健推進会議.
- 「思いがけない妊娠の相談・支援に関する研究」佐藤拓代 平成30年度『三菱財団社会福祉研究助成事業』(非公開). (2018)
- 特別企画「子育て支援と虐待予防」奥山 眞紀子編『こころの科学』206号. (2019)
- 「思いがけない妊娠に悩む女性を受け止める ー妊娠葛藤相談から養子縁組まで: 女性との関係形成についてー」赤尾さく美『世界の児童と母性』資生堂社会福祉事業財団, 87, 34-38. (2020)
- 「見えない妊娠クライシス ~誰にも言えない妊娠に悩む女性を社会で支える~」佐藤拓代他 かもがわ出版.(2021)
- 「予期せぬ妊娠をした女性が出産を選択した場合における母子ともに安心・安全に出産できるための取組と出生した子どもへの支援に関する調査研究」 令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業. シード・プランニング
- New!「妊娠に葛藤を抱える女性に対する支援を実施する機関の支援方策に関する調査研究」令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業 シード・プランニング
- New!「妊娠SOS相談窓口と産前産後の居場所の全国普及に関する提言書
~日本財団による妊娠SOS相談窓口助成事業の成果検証結果より~」令和6年3月 日本財団
- New!『妊産婦等生活援助事業ガイドライン』令和6年3月 こども家庭庁支援局
妊娠を他者に知られたくない女性に対する 日本、海外の法・制度
- 「『こうのとりのゆりかご』が問いかけるもの」こうのとりのゆりかご検証会議編著 明石書店.(2010)
- 「赤ちゃんポストと緊急下の女性: 未完の母子救済プロジェクト」柏木恭典 北大路書房.(2013)
- 「名前のない母子をみつめて: 日本のこうのとりのゆりかご ドイツの赤ちゃんポスト」蓮田太二・柏木恭典 北大路書房.(2016)
- 「緊急下の母子への匿名支援―ドイツの赤ちゃんポストと内密出産の議論を踏まえて―」柏木恭典『医療と社会』27(1),135-148.(2017)
- 「日本における妊娠葛藤・養育困難相談および養子縁組支援の現状と制度設計に関する研究」白井千晶『第46回三菱財団社会福祉研究助成事業』. (2017)
- 「なぜ、わが子を棄てるのか―『赤ちゃんポスト』10年の真実」NHK取材班 NHK出版新書551.(2018)
- 「妊娠を他者に知られたくない女性に対する 海外の法・制度に関する調査研究事業」平成30年度厚生労働省『子ども・子育て支援推進調査研究事業』三菱UFJリサーチ&コンサルティング.
- 「妊娠を他者に知られたくない女性に対する 日本、海外の法・制度」令和元年度厚生労働省『子ども・子育て支援推進調査研究事業』シード・プランニング.
- New!「妊娠を知られたくない女性たち「内密出産」の理由」 佐藤拓代・松岡典子・松尾みさき・赤尾さく美 日本看護協会出版 (2023)
アメリカにおける予期しない妊娠をした女性への相談対応について
- Janet Singer. (2004) Options Counseling: Techniques for Caring for Women With Unintended Pregnancies:Journal of Midwifery & Women’s Health,49(3),236–242.
- Katherine Simmonds and Frances E. Likis. (2005) Providing options counseling for women with unintended pregnancies : Journal of Obstetric, Gynecologic, & Neonatal Nursing, 34 (3), 373–379.
- Laury Oaks(2015) Giving Up Baby: Safe Haven Laws, Motherhood, and Reproductive Justice, NYU Press.
- Pregnancy Crisis Intervention: What to Do and Say When It Matters Most PREGNANCY CRISIS INTERVENTION
John M. Ensor
女性と子どもの貧困関連
- 「家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生」鈴木大介 宝島SUGOI文庫(2008)
- 「婦人保護施設と売春・貧困・DV問題-女性支援の変遷と新たな展開」須藤八千代・宮本節子 明石書店(2013)
- 「窓口担当者がていねいに教えるー生活保護のもらい方」茶々天々 データハウス(2014)
- 「最貧困女子」鈴木大介 幻冬舎 (2014)
- 「子どもに貧困を押しつける国・日本」山野 良一 光文社(2014)
- 「健康で文化的な最低限度の生活」(コミック)柏木ハルコ 小学館 (2014)
- 「[増補版]プロケースワーカー100の心得―福祉事務所・生活保護担当員の現場でしたたかに生き抜く法」柴田純一 現代書館(2015)
- 「How to 生活保護 生活保護法改定対応版―申請・利用の徹底ガイド2015―16年版」東京ソーシャルワーク 現代書館(2015)
- 「女性たちの貧困 “新たな連鎖”の衝撃」NHK「女性の貧困」取材班 幻冬舎(2015)
- 「下層化する女性たち: 労働と家庭からの排除と貧困」小杉礼子, 宮本みち子 勁草書房(2015)
- 「すぐそばにある「貧困」」大西連 ポプラ社(2015)
- 「最貧困シングルマザー」鈴木大介 朝日新聞出版 (2015)
- 「女性と子どもの貧困〜社会から孤立した人たちを追った〜」 樋田 敦子 大和書房 (2015)
- 「子どもの貧困連鎖」保坂 渉、池谷 孝司 新潮社(2015)
- 「ルポ 居所不明児童: 消えた子どもたち」石川 結貴 筑摩書房(2015)
- 「ルポ 母子家庭」小林 美希 筑摩書房(2015)
- 「徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃」日本財団子どもの貧困対策チーム 文藝春秋 (2016)
- 「生活保護の受け方がわかる本」神田将 自由国民社(2016)
- 「Q&A 生活保護手帳の読み方・使い方」吉永純 明石書店(2017)
- 「Q&A 生活保護ケースワーク 支援の基本」吉永純, 衛藤晃 明石書店(2017)
- 「新人ケースワーカーになったあなたへ&『生活保護手帳』活用術 増補改訂第2版」池谷秀登, 森宣秋 萌文社(2017)
- 「生活保護ハンドブック」池谷秀登 日本加除出版(2017)
- 「母子世帯の居住貧困」 葛西リサ 日本経済評論社 (2017)
- 「シングル女性の貧困――非正規職女性の仕事・暮らしと社会的支援」 小杉礼子, 鈴木晶子, 野依智子他. 明石書店 (2017)
- 「貧困を救えない国 日本」阿部彩, 鈴木大介 PHP研究所(2018)
- 「生活保護のてびき 平成30年度版」生活保護制度研究会 第一法規(2018)
- 「東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか」中村淳彦 東洋経済新報社(2019)
- 「母子生活支援施設の現状と課題」武藤敦士 みらい(2020)
- 「新型コロナと貧困女子」中村 淳彦 宝島社新書(2020)
特別養子縁組、里親制度、施設養育関連
- ※養子縁組、社会的養護に関する勉強会、シンポジウム、イベント情報は、日本財団子どもたちに家庭をプロジェクトホームページにアップされている。
- 「新しい家族」 養子と里親を考える会編
- 「子どもと福祉」 『子どもと福祉』編集委員会編
- 「里親と子ども」 『里親と子ども』編集委員会編
- 「子どもの養子縁組ガイドブック――特別養子縁組・普通養子縁組の法律と手続き」岩崎美枝子(2013)明石書店
- 「国内外における養子縁組の現状と子どものウェルビーイングを考慮したその実践手続きのあり方に関する研究」林浩康 平成26,27年度「厚生労働科学研究費補助金政策科学総合研究事業」
- 「『赤ちゃん縁組』で虐待死をなくす 愛知方式がつないだ命」矢満田 篤二, 萬屋 育子 光文社新書(2015)
- 「養子縁組家庭へのアンケート調査報告書」日本財団(調査委託先:三菱UFJリサーチ&コンサルティング). (2016)
- 「子が15歳以上の養子縁組家庭の生活実態調査報告書」日本財団(調査委託先:三菱UFJリサーチ&コンサルティング). (2017)
- 「養子縁組の記録とアクセス支援に関する報告書」 日本財団 (2017)
- 「子どものための里親委託・養子縁組の支援」宮島 清, 林 浩康, 米沢 普子 明石書店(2017)
- 「特集:要保護児童のパーマネンシー保障と特別養子縁組」『子どもの虐待とネグレクト』日本子ども虐待防止学会,19(1).(2017)
- DVD「新しい絆の作り方 特別養子縁組・里親入門」上鹿渡和宏・萬屋育子監修 NHK厚生文化事業団福祉ビデオシリーズ.(2019)
- 「養子縁組あっせんにおける民間あっせん機関と児童相談所との連携や情報共有のあり方に関する調査研究」 HITOTOWA INC. 令和元年度厚⽣労働省⼦ども・⼦育て⽀援推進調査研究事業
養親向け
- 「ルーツ探しに関心のある養子の方へ」日本国際社会事業団(ISSJ)
- 「子どものいない夫婦のための養子縁組ガイド――制度の仕組みから真実告知まで」吉田 奈穂子(2015)明石書店
- 「うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました」 古泉智浩(2017)イースト・プレス
- 「養子縁組の再会と交流のハンドブック」リズ・トリンダー、ジュリア・フィースト、デイビッド・ハウ 生活書院(2019)
- 「養子縁組を考えたら読む本──これから親になるあなたに知って欲しい20のこと」シェリー・エルドリッジ 明石書店(2019)
- 「養子縁組をした762人の声」(養子縁組家庭への調査結果)日本財団作成の小冊(2019)
- ※養子縁組に関する書籍のリスト、動画、デジタル絵本は、日本財団子どもたちに家庭をプロジェクトのホームページにアップされている。
DV・性暴力・性虐待関連
- 「DVにさらされる子どもたち―加害者としての親が家族機能に及ぼす影響」ランディ バンクロフト, ジェイ・G. シルバーマン 金剛出版(2004)
- 「ドメスティック・バイオレンス―愛が暴力に変わるとき」森田ゆり 小学館(2007)
- 「デートDV—愛か暴力か、見抜く力があなたを救う」 遠藤智子 ベストセラーズ (2007)
- 「DV・虐待加害者の実体を知る」ランディ・バンクロフト他 明石書店(2008)
- 「子どもへの性的虐待」森田 ゆり 岩波書店(2008)
- 「産婦人科医における性犯罪被害者対応マニュアル」社団法人日本産婦人科医会(2008)
- 「よくわかるDV被害者への理解と支援」石井 朝子 明石書店(2009)
- 「証言・現代の性暴力とポルノ被害-研究と福祉の現場から」ポルノ被害と性暴力を考える会 (編集) 東京都社会福祉協議会(2010)
- 「性暴力」読売新聞大阪本社社会部 中央公論新社(2011)
- 「子ども虐待対応の手引き」厚生労働省(2013)
- 「性と法律—変わったこと、変えたいこと」角田由紀子 岩波新書 (2013)
- 「子どもへの性暴力: その理解と支援」 藤森和美, 野坂祐子 誠信書房 (2013)
- 「性犯罪者の頭の中」鈴木 伸元 幻冬舎(2014)
- 「少女はセックスをどこで学ぶのか」宋 美玄 徳間書店(2014)
- 「スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか」池谷孝司 幻冬舎(2014)
- 「最下層女子校生: 無関心社会の罪」橘ジュン 小学館(2016)
- 内閣府男女共同参画局のホームページに配偶者からの暴力被害者支援に関する情報一覧が掲載されている。
性風俗関連
- 「援デリの少女たち」鈴木大介 宝島社 (2012)
- 「彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力」荻上 チキ 扶桑社(2012)
- 「女子大生風俗嬢 若者貧困大国・日本のリアル」中村 淳彦 朝日新聞出版(2015)
- 「日本の風俗嬢」中村 淳彦 新潮社(2014)
- 「貧困とセックス」中村 淳彦・鈴木 大介 イースト・プレス(2016)
- 「図解 日本の性風俗」中村 淳彦 メディアックス(2016)
- 「女子高生ビジネスの内幕」井川 楊枝 宝島社(2016)
- 「サラリーマンより稼ぐ女子高生たち」高木 瑞穂 コアマガジン(2016)
- 「性風俗のいびつな現場」坂爪 真吾 筑摩書房(2016)
- 「見えない買春の現場 『JKビジネス』のリアル」坂爪 真吾 ベストセラーズ(2017)
- 「『身体を売る彼女たちの』の事情」坂爪真吾 筑摩書房(2018)
- 「性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困」坂爪 真吾 集英社新書(2019)
海外の法・制度関連
- 「親子福祉法の比較法的研究Ⅰ-養子法の研究-」鈴木博人 中央大学出版部(2014)
- 「匿名出産とBabyklappenー生への権利と出自を知る権利」床谷文雄 阪大法学225号/226号(2003)
- 「ドイツにおける内密出産制度導入の意義と課題」床谷文雄 阪大法学313号/318号(2018/2019)
- 「フランスの養子縁組制度ー養子法の概要と現地調査による実務の実態ー」栗林佳代 佐賀大学経済論集47巻6号(2015)
- 「韓国における親養子制度と入養特例法の意義-夫婦共同入養要件をもとに-」田中佑季 法学研究91巻2号(2018年)
- 「欧州における乳幼児社会的養護の展開 研究・実践・施策協働の視座から日本の社会的養護への示唆」上鹿渡和宏 福村出版(2016)
- 「養子制度の国際比較」鈴木博人 明石書店(2020)