誰にも言えない思いがけない妊娠をしたあなたへ
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EN >妊娠したけど中絶しかない…でもお金もないし…と悩んでいる方のための選択肢や法律はこちらです。
「中絶するお金がない・・・」と週数を重ねながら大ピンチな状況におられるかもしれませんね。
そもそも日本では堕胎は犯罪であるという刑法(212~216条)があるので、そのためにお金の補助が出るのは矛盾することになるのです。
堕胎に関する刑法の例外法としてある母体保護法には、人工妊娠中絶の適応について
「妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの。暴行若しくは脅迫によって又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの」(第14条)となっています。
この場合でもレイプ以外は中絶の費用は公的に負担をされることは基本ありません。
性犯罪被害者に対する公費負担制度はこちら
ただ生活保護受給者の場合は一度相談をしてみても良いかもしれません。
このように妊娠22週までなら理由は何でもOKというものではなく、また、学生だから、不倫だから、未婚だからとかいうことは法的な適応にならないので、できればちょっとほかの方法も考えてみてはどうでしょうか?
中絶しかないという場合、中絶前カウンセリングをきちんとしているクリニックに行くことをおすすめします。
同意書には相手の男性の同意も必要なので、できれば彼も一緒に行って手術や避妊についての話を聞き、経済的な責任をとってもらうのがベストです。
中絶という経験は、妊娠の経緯がどうであれ女性にとって本当につらいものです。
「これですべてが解決」と踏み切ってもそこから始まる心の問題
中絶後ストレス症候群:PASS(人工妊娠中絶をした後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)により様々な心理的身体的症状を抱える)
もあるので、とくにお腹の子どもへの愛情を感じていたり、すでに子育て経験があったり、自分を責める思いが強かったり、自分は産みたいのに彼や親が猛反対という方は、
これからの自分自身の幸せと心の健康のために、中絶以外の方法を選ぶことをおすすめします。
中絶後カウンセリングをしている団体はこちら→ライフホープネットワーク